この記事のポイント
- TechGoはMyVision社運営のIT特化型ハイクラス転職エージェント。技術背景を持つコンサルタントが面談を担当するのが最大の特徴
- 年収600万円以上、特に800〜1500万レンジが中心。外資IT・SaaS・ベンチャー・事業会社(テック側)に強い
- 一般枠のエージェントのため、障害者手帳・診断書は一切関係ない。グレーゾーンでも登録可能
- 実務経験3年以上のエンジニア・SE・技術職が対象。3年未満は求人が限られる
- 登録・面談は無料。応募の義務はなく、市場価値の確認だけでも使える
もーやんTechGoってIT特化のハイクラスエージェント? ハイクラスって書いてあって、自分が登録していいのか不安なんだけど。



結論から言うと、IT実務経験が3年以上あれば登録してみて大丈夫。年収600万以上のレンジが中心だけど、「門前払い」タイプのエージェントじゃない。



グレーゾーンだけど、IT業界のハイクラスって狙えるの?



一般枠の転職エージェントだから、手帳や診断書は一切関係ない。IT実務経験があるなら、グレーゾーンでも一般枠でハイクラスを狙えるよ。



でもLHHもあるよね? どう使い分けるの?



TechGoはIT特化、LHHは外資汎用。IT志向ならTechGoが刺さる。非ITも含めて広く見たいならLHH。両方登録もアリ。
この記事では、MyVision社が運営するITハイクラス特化転職エージェント「TechGo」の口コミ・評判を、グレーゾーン当事者の目線で整理します。技術背景を持つコンサルタントとの面談が実際どう違うのか、年収レンジや求人の実態、LHHやGeeklyとの使い分け、そして「発達特性持ちでIT業界のハイクラスって現実的なのか」という疑問に正面から答えます。
「IT実務経験はあるけれど、自分の経歴でハイクラスを名乗っていいのかわからない」「技術用語が通じる面談って本当?」という方の判断材料になる記事を目指しました。
この記事が向いている人・向いていない人
この記事がどんな方に役立つかを先に整理しておきます。
自分の状況に合った記事かどうか、以下で確認してみてください。
向いていない人に該当する場合でも、「発達特性×IT業界ハイクラスの相性」のセクションは参考になるかもしれません。
グレーゾーンでもTechGoは使えるのか
結論から言うと、TechGoは一般枠のIT特化ハイクラスエージェントで、障害者手帳や診断書は一切関係ありません。
まずここを最初に整理しておきます。グレーゾーンの読者が一番気にするポイントだと思うので。
一般枠エージェントと障害者向けエージェントの違い
転職エージェントには大きく分けて「一般枠エージェント」と「障害者向けエージェント」があります。両者は対象とする求人も、利用条件も異なります。
- 一般枠エージェント(TechGo、LHH、doda、リクルートAgent等)
手帳・診断書は不要。通常の求人を紹介する。誰でも利用可能 - 障害者向けエージェント(dodaチャレンジ、atGP等)
障害者手帳が原則必要。障害者雇用枠の求人を紹介する
TechGoは一般枠のエージェントなので、グレーゾーン(未診断)の人が登録しても何の問題もありません。登録フォームに診断歴や通院歴を書く欄もありません。
「ハイクラス」という言葉のハードル感について
TechGoは「ITハイクラス特化」と紹介されます。この「ハイクラス」という言葉がハードル感を生みやすいのですが、実態としては「IT実務経験3年以上のエンジニア・SE・技術職」が対象ラインです。
年収レンジは600万円以上、特に800〜1500万円が中心ゾーンとされています。いわゆる「年収2000万超のCTO・VPoEクラスだけ」ではなく、中堅エンジニアのキャリアアップも十分対象範囲です。
「自分はハイクラスじゃない」と感じる方も、IT実務経験が3年以上あれば登録して技術コンサルとの面談を受ける価値はあります。門前払いされるエージェントではありません。
日系汎用エージェントで技術用語が通じなかったときの話
自分が過去に大手の汎用エージェントに登録したときの体験を書きます。
転職サイトから自動連絡が来た大手エージェントに登録した。面談に行った。担当は30代くらいの人で、感じはよかった。
職務経歴を説明し始めた。「フロントエンドのリプレイスで、Reactに寄せて、状態管理をReduxからZustandに」と話したら、相手が「すみません、ズスタンドって何ですか?」と聞いてきた。
それ自体は悪いことではない。でもそこから全部噛み砕いて説明することになった。Reduxって何ですか、状態管理って何ですか、SPAって何ですか。1時間の面談のうち、前半30分くらいが用語の説明で終わった。
帰り道、別にこの人が悪いわけじゃない、と思った。でも次も同じ説明をしないといけないんだな、と思った。
グレーゾーンの転職全般の戦略について知りたい方は グレーゾーンの転職戦略 も参考にしてみてください。
TechGoとは?サービスの基本情報
TechGoは株式会社MyVisionが運営するIT特化型ハイクラス転職エージェントです。
まずは運営・サービス概要・求人領域を整理します。
運営とサービス概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社MyVision |
| サービス種別 | IT特化型ハイクラス転職エージェント |
| 対象 | 実務経験3年以上のエンジニア、SE、技術職 |
| 年収レンジ | 主に600万円以上(800〜1500万円が中心ゾーン) |
| 得意領域 | 外資系IT、SaaS、ベンチャー、事業会社(テック側)、プロダクト開発職 |
| 担当コンサルタント | 技術背景を持つ専門コンサルタント |
| 求人 | 非公開求人中心。大手転職サイトに出ていないポジションを扱う |
| 料金 | 無料(企業側がMyVisionに成功報酬を支払う人材紹介モデル) |
MyVision社はもともとコンサルティング業界特化のエージェント事業で知られていますが、TechGoはそのノウハウをIT業界に応用した派生ブランドです。「ハイクラス×特化型エージェント」の設計思想を引き継いでいます。
技術背景コンサルタントとは何か
TechGoの最大の特徴が「技術背景を持つコンサルタントが面談を担当する」という点です。これは日系汎用エージェントとは構造が異なります。
| 項目 | 日系汎用エージェント | TechGo(技術背景コンサル) |
|---|---|---|
| 職務経歴の説明 | 技術用語を噛み砕いて説明する必要あり | そのまま通じる |
| 求人マッチング | 年収・勤務地・業界ベース | 技術スタック・ポジション設計ベース |
| 面接対策 | 一般的な面接対策が中心 | 技術面接・コーディング試験への対策を含む |
| 企業側の温度感 | 把握しきれないケースあり | テック企業の採用事情に踏み込んだ情報 |
通常の総合型転職エージェントは、担当者がIT業界外出身のケースが多く、職務経歴の技術用語を「翻訳」する作業が求職者側に発生します。TechGoは技術バックグラウンドを持つコンサルタントが面談を担当するため、このコストが発生しません。
技術背景のあるコンサルとの面談を受けた話
自分が実際にIT特化のエージェント面談を受けたときの話です。
別の知人から「IT特化のエージェントがある」と聞いて、登録してみた。最初の面談で、担当の人が「前職、Ruby on Railsですか。バージョンいくつまで追いました?」と聞いてきた。
そのあと「インフラはECSかEKSか」「CIはGitHub Actionsか」と続いた。自分の答えに対して相手が短く頷くだけで、話が前に進んでいく。
気がついたら1時間経っていた。いつもの「噛み砕いて説明する」が発生しなかった。
面談の最後に、その場で求人を3件見せられた。どれも自分のスタックで実際に動けそうなポジションだった。
登録〜利用開始の流れ
TechGoの登録〜利用開始は以下の流れです。
- 1. 無料会員登録(Web完結)
氏名・経歴・技術スタック・希望条件等を入力。所要時間10分程度 - 2. 技術コンサルタントとの無料面談
オンラインで60〜90分。技術スタックと志向性をヒアリングし、ポジション設計を相談 - 3. 非公開求人の紹介
自分のスタックと志向に合うハイクラス非公開求人を提案 - 4. 応募・選考サポート
技術面接・コーディング試験対策、企業側との条件交渉、内定後サポートまで対応
TechGoのメリット4つ|他社にない強み
TechGoの強みは「技術背景コンサルの面談精度」「ハイクラス非公開求人の厚み」「外資IT・SaaS・事業会社の層の厚さ」「内定後サポート」の4つに集約されます。
他のIT系エージェントとの違いを4つ整理します。
1. 技術背景を持つコンサルタントが担当|説明コストが極端に低い
TechGoの面談では、担当コンサルタントが技術用語をそのまま理解します。「Next.jsのApp RouterとPages Routerの違い」「Kubernetesのマニフェスト設計」「マイクロサービスとモノリスのトレードオフ」といった話が、噛み砕かずにそのまま通じます。
このメリットは、発達特性のある読者にとって特に大きい意味を持ちます。説明コストが高い面談は、それだけで消耗します。技術用語を毎回言い換えるエネルギーが不要になるだけで、面談の生産性は全く変わります。
2. 外資IT・SaaS・事業会社(テック側)のハイクラス非公開求人が豊富
TechGoが扱う求人は、外資系IT、国内外のSaaSベンダー、自社プロダクトを持つベンチャー、大手企業のテック側(DX推進部門・プロダクト開発部門等)が中心です。
これらの領域は、大手転職サイトに公開されていないポジションが多く、「特定のスキルセット×特定の役割」でピンポイントに人を探すケースが一般的です。非公開求人中心のエージェントでないと触れられない求人帯です。
3. 年収600万以上・800〜1500万レンジに厚みがある
TechGoの求人は年収600万円以上が中心で、特に800〜1500万円レンジに厚みがあります。現職の年収を上げたい、市場価値を可視化したい、というニーズに応えやすい設計です。
「自分の技術スタックで、市場にはどれくらいのオファーがあるのか」を知るためだけに登録するのもアリな使い方です。応募義務はありません。
4. 内定後サポートが手厚い|年収交渉・入社条件の調整
TechGoは内定後のサポート(年収交渉、入社日調整、役職やストックオプションの条件交渉等)にも対応しています。ハイクラスポジションでは条件面の交渉余地が大きく、ここを代行してもらえるのは金銭的にも精神的にも負荷軽減になります。
自分で直接交渉するのが苦手な方(グレーゾーンの読者に多い)には特にメリットが大きい設計です。



メリットはわかった。で、デメリットは?



ある。実務経験3年未満は求人が限られる、ハイクラスゆえに技術水準を求められる、ポジションによっては英語が必要。ここは正直に書く。
TechGoのデメリット・注意点|使う前に知っておきたい3つのこと
TechGoには良いところだけでなく、事前に理解しておくべきデメリットが3つあります。
メリットだけ書いている記事は判断材料にならないので、ここは正直に書きます。
1. 実務経験3年未満・コードをほぼ書いていない層は求人が限られる
TechGoはハイクラス特化のため、実務経験が3年未満、または業務でほとんどコードを書いていない層は、紹介できる求人が大きく限られます。第二新卒・ポテンシャル採用は主戦場ではありません。
社会人1〜2年目のエンジニアや、未経験から転職したい方は、以下の記事の方が参考になります。
- 実務経験3年未満・未経験層向けの選択肢: 未経験からITエンジニアになる現実的なルート(30代向け)
- 非IT含めて広く見たい場合: LHH転職エージェントの口コミ・評判|グレーゾーン大人の外資・ハイクラス転職のリアル
2. ハイクラスゆえに書類・面接で求められる技術水準が高い
TechGoが扱うハイクラス求人は、求められる技術水準がそれなりに高いです。書類選考段階で「どの技術スタックでどこまでやったか」が具体的に問われ、面接では技術面接・コーディング試験・システム設計問題が課されるケースが一般的です。
「なんとなく実務経験3年超えた」レベルだと、書類で落ちることもあります。自分の技術スタックで「何が作れるか」「どこまで設計できるか」を言語化しておくことが前提になります。
3. 外資系・グローバル製品のポジションでは英語力を求められるケースがある
TechGoが扱う外資系ITやグローバルSaaSのポジションでは、業務で英語を使うケースが多く、求人要件に英語力が記載されていることがあります。TOEIC700〜800点相当を目安にするポジションもあります。
ただし、全てのTechGo求人で英語必須というわけではありません。日系SaaS、国内ベンチャー、日本市場向け外資ポジションでは英語不要の求人も多く扱っています。面談で「英語要件なし」の求人だけ紹介してもらうことも可能です。
LHH転職エージェントとの使い分け|IT特化 vs 外資汎用
TechGoとLHHは「両方ハイクラスだが、特化領域が違う」関係です。IT志向ならTechGo、非IT含めて広く見たいならLHH、迷うなら併用というのが基本線です。
ハイクラス転職を検討している読者が一番迷うのが、この2社の使い分けです。整理します。
TechGoとLHHの違い
| 比較項目 | TechGo | LHH転職エージェント |
|---|---|---|
| 運営 | 株式会社MyVision | アデコグループ |
| 特化領域 | IT特化(ハイクラス) | 総合型(外資・日系大手・専門職) |
| 対象 | IT実務経験3年以上 | 実務経験3年以上のビジネスパーソン全般 |
| コンサルタント | 技術背景を持つ専門コンサル | 360度リクルートメントの汎用コンサル |
| 年収レンジ | 600万円以上(800〜1500万中心) | 500万円〜2000万円以上 |
| 英語の必要性 | 外資ITポジションでは必要 | 外資求人では必要 |
| 求人の性質 | プロダクト開発・技術職中心 | 企画・営業・技術職・管理職まで幅広い |
どう使い分けるか
使い分けの基本方針を整理します。
- IT実務経験3年以上、技術職でハイクラスを狙いたい
TechGo一択。技術背景コンサルとの面談の精度が圧倒的に高い - 非IT含めて外資・ハイクラスを広く見たい
LHH。総合型で360度リクルートメントによる情報精度が強み - IT志向が強いが、万が一に備えて選択肢を広げたい
TechGo + LHH 併用。軸をTechGo、保険をLHH - 実務経験3年未満、未経験からIT転職したい
TechGoはまだ早い。未経験からITエンジニアになる現実的なルート(30代向け) を参照
ハイクラス転職エージェントの全体像を見たい方は も参考になります。LHHの詳細レビューは LHH転職エージェントの口コミ・評判|グレーゾーン大人の外資・ハイクラス転職のリアル にまとめています。
Geekly・コンコードとの比較|IT系他社との違い
IT系の転職エージェントとしては、Geekly、コンコード、レバテックキャリア、ビズリーチがTechGoの比較対象になります。
それぞれの違いを整理します。
IT系エージェントの比較表
| エージェント | 得意領域 | 想定読者 | TechGoとの違い |
|---|---|---|---|
| TechGo | ハイクラスIT、外資・SaaS・事業会社 | 実務経験3年以上、年収600万以上狙い | 基準 |
| Geekly | Web系・ゲーム系全般 | 20代〜30代前半、中堅求人中心 | TechGoよりハイクラス度低め。母数が多い |
| コンコード | 戦略コンサル・IT戦略 | コンサル志向の技術者 | コンサル業界特化。技術職直球ではない |
| レバテックキャリア | ITエンジニア全般 | 若手〜中堅、広く中央値 | ハイクラス特化ではない。幅広い |
| ビズリーチ | ハイクラス全般(IT以外も) | 市場価値を見たい人 | スカウト型。IT特化度・技術コンサル密度は低い |
それぞれの使いどころ
同じ「IT系エージェント」でも、得意領域と想定読者はそれぞれ違います。
- TechGo
ハイクラスIT特化で技術背景コンサルが担当。年収600万以上を狙う中堅〜上級エンジニア向け - Geekly
Web系・ゲーム系の母数が多い。20代〜30代前半で幅広く求人を見たい人向け - コンコード
コンサル業界特化。技術職からIT戦略コンサルへキャリアチェンジしたい人向け - レバテックキャリア
ITエンジニア全般を広くカバー。中央値レベルの求人を見たい人向け - ビズリーチ
スカウト型。受け身で市場価値を測りたい人向け。IT特化度は低い
TechGoとGeeklyの2社併用、TechGoとビズリーチ(スカウト型)の組み合わせはよくある併用パターンです。エージェント型とスカウト型を2〜3社組み合わせるのが転職活動としては効率的です。
発達特性×IT業界ハイクラスの相性|環境を変える選択肢として
「IT業界=発達特性に向いている」と一括りにはできませんが、日系の暗黙のルールに消耗してきた人にとっては環境を変える選択肢になります。
TechGoが扱うIT系ハイクラス求人が、発達特性のある人にとってどのような意味を持つかを構造的に整理します。
ASD傾向 × IT業界ハイクラス
ASD傾向のある人が日系の職場で疲弊しやすいのが「察する」「空気を読む」「言われなくてもわかるだろ」という暗黙のルールへの対応です。
IT業界のハイクラスポジション、特に外資IT・SaaS・事業会社のテック側では、以下の特徴があります。
- 技術スキルという明示的な評価軸がある
「コードが書ける」「アーキテクチャを設計できる」は曖昧でない評価基準 - ジョブディスクリプションが比較的明確
外資IT・SaaSは特に、役割と責任範囲が言語化されている - ドキュメント文化が根付いている
口頭の「察する」依存が相対的に少なく、設計書・RFC・ADR等で意思決定が記録される
「何をすれば評価されるか」が言葉で書かれている環境は、ASD傾向の人にとって消耗が少ない構造になりやすいです。
ADHD傾向 × IT業界ハイクラス
ADHD傾向のある人にとっては、IT業界のハイクラス職種で「集中作業を確保しやすい」「時間・場所の裁量が効く」環境との相性がいいケースがあります。
- 集中作業ブロックを確保しやすい職種が多い
プロダクト開発、アーキテクチャ設計等は連続した集中時間が必要で、会議中心の働き方ではない - フレックス・リモートが一般化している
時間・場所の裁量が効き、「みんなと同じ時間に同じ場所で」の強制が少ない - 興味のある技術領域に没入できる
技術スタックを軸に求人選択できるため、興味と仕事の一致度を上げやすい



IT業界って、発達特性のある人に向いてるの?



「全員に向く」とは言えない。ただ、技術スキルという明示的な評価軸があるのと、集中作業を確保しやすい職種が多いのは事実。日系の「空気読む」が消耗の原因になっていた人には、環境を変える選択肢になる。
UXデザイナーだけど面談が成立した話
自分の知人の話を紹介します。
その人はUXデザイナーだが、エンジニアと一緒にプロトタイプを書いている時間が長い。TypeScriptとFigmaのプラグイン開発が中心で、職種名は微妙だった。
TechGoに登録したとき、「デザイナーだけどコード書いてます」と伝えたら、担当の人が「プロダクト側のデザインエンジニアですかね」と言った。その呼び方があるのを初めて知った、と言っていた。
自分の経歴を「デザイナー」の枠に押し込もうとしていた過去のエージェントとは違った。ポジションの枠を相手が提案してくれる感覚は新しかったらしい。
注意点:IT業界を過度に美化しない
ここまで書いてきた「IT業界と発達特性の相性」は、あくまで傾向の話です。以下の点は注意してください。
- 企業・チーム・マネージャーで差が大きい
「IT業界」と一括りにできない。同じ会社でもチームによって文化が違う - ハイクラスほどマルチタスクの負荷が上がる
「技術×ビジネス×マネジメント」を求められるポジションが増え、ADHD傾向の人には負荷が出るケースも - SIer受託・人月商売の現場は別
同じIT業界でもジョブ型でない現場があり、暗黙のルールが残っていることがある
外資・グローバル環境と発達特性の関係をさらに整理した記事は 外資系転職は発達特性と相性がいいのか|日系との構造的違いをASD・ADHD別に整理 でまとめています。特性×プログラミングの相性を深掘りしたい方は ADHDはプログラマーに向いてる?|発達特性×プログラミングの相性と見落としがちな落とし穴 も参考にしてみてください。
TechGoが向いている人・向いていない人
ここまでの情報を踏まえて、TechGoが合う人・合わない人を整理します。
以下のマッチングで自分に当てはまるか確認してみてください。
無料登録〜面談の流れ|何を聞ける? オンラインで参加できる?
TechGoの無料登録はWeb完結で10分ほど。技術コンサルとの面談はオンラインで60〜90分が標準です。
「登録したら強引に応募を勧められるのでは」という不安を持つ方もいるので、流れを具体的に説明します。
登録〜面談までの流れ
登録から面談までは以下の4ステップです。
- 1. TechGo公式サイトから会員登録
氏名・連絡先・技術スタック・経歴・希望条件を入力。所要時間10分程度 - 2. 技術コンサルタントとの面談設定
登録後、担当コンサルから日程調整の連絡。オンライン面談が基本 - 3. 60〜90分の面談
技術スタック・志向性・キャリアの方向性をヒアリング。その場で候補求人を提示されるケースもある - 4. 非公開求人の紹介・応募検討
面談内容を踏まえて非公開求人を提案。応募するかどうかは自分で判断
面談で聞けること・相談できること
面談では以下のような内容を相談できます。
- 自分の技術スタックの市場価値
年収レンジ・求人数・どんなポジションが狙えるかの現在地確認 - 非公開求人の紹介
大手転職サイトに出ていない、特化型ポジションの提案 - キャリアの方向性の相談
技術軸を深めるか、マネジメントに広げるか、CTO/VPoE方向に伸ばすかの整理 - 技術面接・コーディング試験の対策
企業別の出題傾向、システム設計問題、ライブコーディングへの対策 - 条件交渉の代行
内定後の年収・入社日・役職・ストックオプション等の交渉
「まだ転職するか決めていない」段階での相談もOKです。市場価値の確認だけで使うのも、応募まで進めるのも自由です。
よくある質問(FAQ)
TechGoについてよくある質問と回答をまとめます。
年齢制限はあるの? 30代・40代でも使える?
年齢による足切りはありません。TechGoのメインターゲットは20代後半〜40代のエンジニア・SE・技術職で、30代・40代の利用者も多いです。扱う求人はハイクラス寄りのため、年齢に応じた実務経験・技術的な専門性・マネジメント経験が評価される傾向があります。40代以上の方はテックリード・EM・アーキテクト・CTO候補といったポジションの提案が中心になります。
SIer・受託開発からでもハイクラス転職できる?
可能です。SIer・受託経験者向けの求人もTechGoは扱っています。ただし、事業会社のプロダクト開発職を狙う場合は「受託での要件定義・設計経験」「PMとしてチームをリードした経験」等、アピールできる経験を言語化することが重要です。単純な工程管理経験だけだと、事業会社側のハイクラスポジションでは評価されにくい傾向があります。面談で現職の経験を棚卸しして、どのポジションが現実的かを相談するのが早いです。
英語ができないと登録しても意味がない?
そんなことはありません。TechGoは外資IT・グローバルSaaSに強い一方で、日系SaaS・国内ベンチャー・日本市場向け外資のポジションも多数扱っています。英語不要の求人だけに絞って紹介してもらうことも可能です。登録後の面談で「英語要件なし」を希望条件として伝えるのが確実です。
現職にバレずに転職活動できる?
可能です。TechGoでは登録情報の開示範囲を制御できます。現職の企業名を指定して「この企業には自分の情報を開示しない」という設定ができるため、現職経由で転職活動が知られるリスクを下げられます。エージェント型のTechGoではコンサルタントが個別にやり取りするため、情報管理の精度は高い設計になっています。
副業エンジニアや業務委託中心のキャリアでも登録できる?
可能ですが、正社員としてのハイクラス転職を前提としたエージェントです。副業・業務委託としての案件紹介は原則扱っていません。正社員転職を視野に入れているなら、副業・業務委託経験もプロダクト開発経験としてアピールできるケースが多いので、面談で経歴の整理を相談するのが現実的です。まだ自分のキャリアの方向性を整理できていない方は 「自分は発達障害かも」と思ったら最初にやること も参考になるかもしれません。
まとめ|IT実務経験があるなら、グレーゾーンでも一般枠でハイクラスを狙える



結局、IT実務経験3年以上のグレーゾーンなら、TechGo使っていいの?



使っていい。登録は無料だし、技術コンサルとの面談で自分の市場価値を聞くだけでも情報収集になる。



でも3年未満だったら?



TechGoはまだ早い。未経験・若手向けのエンジニア転職記事の方が参考になる。そっちに誘導するね。



じゃあ経験ある人は、まず登録してみるってことか。



うん。面談で合わなければ使わなければいい。登録したから応募義務があるわけでもない。
TechGoはMyVision社運営のIT特化型ハイクラス転職エージェントで、技術背景を持つコンサルタントが面談を担当することが最大の特徴です。 年収600万以上、特に800〜1500万レンジに厚みがあり、外資IT・SaaS・ベンチャー・事業会社(テック側)に強みを持ちます。
グレーゾーンの読者にとっては、(1)技術用語がそのまま通じるため職務経歴の説明コストが低くなりやすい、(2)ジョブディスクリプションが明確な企業が多く、暗黙のルールへの消耗が減る場合がある、(3)IT職種の一部には、ADHD傾向・ASD傾向のある人と相性がよいとされる要素(集中作業の確保しやすさ、明示的な評価軸、ドキュメント文化)が含まれる、という3点で選択肢になり得ます。ただし企業・チーム・マネージャーによって差が大きく、「IT業界なら誰でも合う」という一般化はできません。
一方で、実務経験3年未満やコードを書いた経験がほぼない場合は求人が限られる、ハイクラスゆえに求められる技術水準が高い、ポジションによっては英語が必要、というデメリットもあります。「全員に向く」とは言えません。
それでも、IT実務経験3年以上の読者にとって、TechGoは「IT実務経験があるなら、グレーゾーンでも一般枠でハイクラス転職を狙える」という現実的な選択肢です。障害者枠を使えない一般枠のグレーゾーンの人にとっても、手帳・診断書が一切関係ない使いやすいエージェントです。
登録は無料で、技術コンサルとの面談で市場価値を確認するだけでもOK。まず面談で自分のスタックがどう評価されるかを聞いてみるところから始めるのが現実的です。
参考文献
- TechGo公式サイト
- MyVision公式サイト
- 経済産業省「IT人材需給に関する調査」
- 厚生労働省「一般職業紹介状況」
本記事の情報は公開時点のものです。サービス内容・求人領域・利用条件は変更される場合があります。最新情報はTechGo公式サイトにご確認ください。
本記事は医療上のアドバイスを提供するものではありません。発達障害の診断基準や支援制度は変更される場合があります。具体的な診断や治療については医療機関にご相談ください。








