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L-テアニン×カフェインの集中スタック|コーヒーでソワソワする大人の現実解と比率・耐性対策

この記事のポイント

  • コーヒーで集中はできるけど「手が震える・ソワソワする」体質の人向けの合法な選択肢
  • 研究で使われている組み合わせは「テアニン100mg+カフェイン50mg」〜「テアニン250mg+カフェイン150mg」の範囲。日常の目安は200mg+100mg前後
  • 効果は医薬品ほどではない。「コーヒーの副作用が半分になる」くらいの現実的な期待値。ADHD治療薬の代替にはならない
  • 毎日飲むと耐性がつくので「ここぞ」の日だけ使うのが合理的
  • カフェインは健康成人で400mg/日・単回200mgが上限(EFSA基準)。不整脈・高血圧・妊娠中・授乳中の人は避ける
もーやん

コーヒー飲むと集中はできるんだけど、手が震えるしソワソワするんだよね。飲まないと午後の仕事にならないし、飲むと落ち着かないし。ずっとその板挟み。

かりぶー

わかる。自分も全く同じだった。それ、L-テアニンと組み合わせると少し楽になるかもしれない。緑茶に入ってるアミノ酸で、カフェインの「覚醒」は残しつつ「ソワソワ」だけ削ってくれる、って研究が何本か出てる。

もーやん

それって、めっちゃ集中できるようになるやつ?スマドラみたいな?

かりぶー

そこは期待しすぎないほうがいい。「劇的に変わる」じゃなくて「コーヒーの副作用が半分になる」くらい。医薬品ほどじゃない。ただ、処方箋なしで試せる範囲ではかなりまともな選択肢だと思う。

この記事では、L-テアニンとカフェインの組み合わせについて、研究で裏付けられている比率・タイミング・具体的な商品の選び方・耐性対策までを整理します。「合法で安全な集中スタックを探している」「コーヒーの副作用が困っている」という人向けの、現実的な落とし込みを書きました。

目次

この記事が向いている人・向いていない人

この記事がどういう方に向いているかを先に整理しておきます。

向いている人
向いていない人
  • コーヒーで集中はできるけど、手の震えやソワソワで困っている
  • カフェインで夜眠れなくなって翌日のパフォーマンスが落ちる
  • 「ADHDかもしれない」と思うが薬は飲みたくない/飲めない
  • 合法で安全な集中サポートの選択肢を知りたい
  • 研究ベースの根拠と、具体的な比率・商品名がほしい

向いていない人に該当する場合は、上記のリンク先の記事のほうが参考になると思います。

なぜコーヒーでソワソワするのか|カフェイン単独の限界

コーヒーでソワソワするのは気のせいではなく、カフェインの薬理作用の「裏側」が体に出ているだけです。まずはそこを分解して、なぜL-テアニンを足すと変わるのかの土台を押さえておきます。

カフェインが体にしていること

カフェインは脳の中でアデノシン受容体をブロックして眠気を抑えつつ、交感神経を刺激して覚醒度を上げます。この「交感神経を刺激する」部分が、集中の裏側で起きている副作用の正体です。

交感神経が活発になると、以下のような反応が出ます。

  • 手の震え(振戦)
    筋肉への神経刺激が強くなり、微細な震えが出やすくなる
  • 動悸・心拍数の上昇
    心臓への刺激で、じっとしていても脈が早く感じる
  • 不安感・ソワソワ感
    交感神経優位の状態が「緊張している感覚」として自覚される
  • 睡眠への影響
    カフェインの半減期は約5時間。午後に飲むと夜まで残る

集中に必要な「覚醒」と、不要な「緊張」が同時に立ち上がるのがカフェインの厄介なところです。覚醒だけほしいのに、セットで緊張も来てしまう。

カフェイン感受性には個人差がある

同じコーヒー1杯でも、ソワソワする人としない人がいます。これはCYP1A2という肝臓の代謝酵素の遺伝子型による個人差が大きいと言われています。

遅い代謝型の人(日本人にも一定数いる)は、カフェインが体内に長く留まるため、同じ量でも副作用が強く出やすい傾向があります。「自分だけコーヒーでソワソワする」は気合でも慣れでもなく、体質の問題である可能性が高いです。

コーヒーで手が震える体質の話|エピソード

実際に自分がずっと困っていた場面を紹介します。

昔からコーヒーは好きなんだけど、1杯飲むと必ず手が少し震える。会議室でマグカップを両手で持って、テーブルに置くときに音が鳴らないようにそっと置いてた。

隣の先輩に「手、震えてる?」と一度聞かれたことがある。「寒いんですよ」って返した。別に寒くはなかった。

でもコーヒーを飲まないと午後の設計レビューで頭が動かない。資料を見ても内容が入ってこない。結局コーヒーを飲む。飲んだら震える。

ずっとそのループだった。体質だと思って諦めてた。

この「飲まないと仕事にならないけど、飲むと副作用で消耗する」状態は、コーヒーに頼って働いている人にはけっこう共通する困りごとです。

L-テアニンとは|カフェインとの組み合わせで起きること

L-テアニンは緑茶に含まれるアミノ酸で、カフェインの覚醒効果を残したまま「ソワソワ感」だけを和らげる働きがあると複数の研究で報告されています。

ここでは、テアニン単独で何が起きるのか、カフェインと組み合わせたときに何が変わるのかを、研究ベースで整理していきます。

L-テアニン単独の作用

L-テアニンは摂取後30-40分で脳内に到達し、α波(リラックス時に出る脳波)を増加させることが報告されています。鎮静作用がありますが、眠気を強く引き起こすタイプの鎮静ではなく、「緊張がゆるむけど頭は冴えている」状態に近い感覚です。

米国ではGRAS(Generally Recognized As Safe、一般的に安全と認められた成分)のNoticeが受理されており、通常用量での安全性は一般に認められています。合法で、処方箋なしで、エビデンスもある。サプリとしては比較的珍しい立ち位置です。

テアニン+カフェインのシナジー

研究でおもしろいのは、単独では「鎮静」しか起きないテアニンを、覚醒剤であるカフェインと組み合わせると、認知機能が改善するという報告が複数出ている点です。

Owen らの研究(2008年)では、L-テアニン100mg+カフェイン50mg(2:1)の組み合わせで、注意切り替え課題の精度が向上し、自己申告の疲労感も低下したと報告されています。カフェイン単独やテアニン単独よりも、組み合わせた群のほうが認知パフォーマンスが高かった点が特徴です。

Haskell らの研究(2008年)では、テアニン250mg+カフェイン150mg(比率はおよそ5:3)で、注意課題の正確性と反応速度の両方が改善。テアニン単独では鎮静、カフェイン単独では覚醒、組み合わせで「落ち着いた集中」という状態が作られると報告されています。

研究によってテアニンとカフェインの絶対量や比率は異なりますが、「テアニンがカフェインのほぼ同量〜2倍」というレンジに収まっている点は共通しています。日常で使う目安としては、この範囲に収まっていれば大きく外していません。

「覚醒してるけど、緊張してない」という、カフェイン単独では作れなかった状態を、テアニンを足すことで作れるというのがこの組み合わせの本質です。

ADHD傾向との関連

ADHD傾向のある人への効果に関しても研究があります。Kahathuduwa らの研究(2020年)では、ADHDのある男児に対してテアニン+カフェインを投与したところ、持続的注意と抑制機能の課題で反応時間のばらつきが減少したと報告されています。

ただしこの研究は子供(男児)を対象にした小規模研究で、成人にそのまま当てはめるのは慎重であるべきです。成人のグレーゾーン層を対象にした大規模研究はまだ限られています。「可能性がある」程度の受け止めが適切で、ADHD治療薬(コンサータ・ストラテラ等)の代替にはなりません。

栄養アプローチ全般の話は ADHDと栄養の関係|「サプリで治る」ではなく「欠乏が症状を悪化させる」を研究から読み解く で整理しています。テアニン+カフェインはその中の一つの選択肢という位置付けです。

テアニン併用を試した日|エピソード

実際に自分が初めて試したときの話を紹介します。

海外のフォーラムで見かけて、半信半疑でiHerbでテアニンのカプセルを買った。カートに入れるとき「まあダメでも1,000円くらいだし」って自分に言い訳してた。

届いた日、いつものコーヒーの30分前に200mg飲んで、その後マグカップ1杯。

「頭が回る感じ」はそのままだった。いつもならここで来る「落ち着かなさ」が、来なかった。厳密には、来てたけど半分くらい。手はまだ少し震えてた気がする。でも、そわそわが薄い。

劇的ではない。期待してた「バキーン」みたいな効きは全然ない。ただ、コーヒー飲んだ後に必ず来るあの感じが、明らかに違った。

その日は夕方まで仕事して、帰りの電車で「あ、今日手震えてなかったな」って気づいた。それくらい地味だった。

「効くか/効かないか」の二択で考えていると拍子抜けするくらい、地味な変化です。ただ、毎日困っている人ほど、この地味な差は体感できると思います。

テアニン×カフェインの具体的な使い方|比率・タイミング・商品選び

ここからは実際に試すときの具体的な落とし込みです。比率・タイミング・商品の3つに分けて整理します。

研究で使われている組み合わせをそのまま再現するのがシンプルで確実です。

1. 比率の目安は「テアニン200mg : カフェイン100mg」

日常の目安として扱いやすいのは L-テアニン200mg : カフェイン100mg(2:1) の組み合わせです。Owen 2008(テアニン100mg:カフェイン50mg、2:1)とHaskell 2008(250mg:150mg、約5:3)で用いられた用量レンジの範囲内に収まり、コーヒー1杯+テアニンカプセル1錠で再現しやすい点でも使い勝手が良いです。

カフェイン100mgは、レギュラーコーヒー(ドリップ)約1杯分に相当します。インスタントコーヒーやエスプレッソ、エナジードリンクでは含有量が変わるので、目安を把握しておくと調整しやすいです。

飲み物カフェイン量の目安合わせるテアニン量
ドリップコーヒー 1杯(150ml)約80-100mg200mg
インスタントコーヒー 1杯約60mg100-200mg
エスプレッソ 1ショット約60-70mg100-200mg
煎茶 1杯(150ml)約30mg200mg(煎茶自体にテアニンあり)
エナジードリンク 1本約80-150mg200mg(ただし糖分に注意)

厳密にmg単位で合わせる必要はありません。「コーヒー1杯にテアニン1カプセル(200mg)」を基本形として覚えておけば、日常的には十分です。

2. タイミングは「作業の20-30分前、14時まで」

L-テアニンは摂取後30-40分で血中濃度がピークに達します。集中したい作業の20-30分前に飲むのが目安です。

カフェインは半減期が約5時間あり、14時に飲むと夜19時でも体内に半分残っている計算になります。午後のパフォーマンスを上げたいからといって15時以降にコーヒーを飲むと、夜の睡眠の質が下がり、翌日のパフォーマンスが落ちる悪循環になります。

「朝イチ」と「昼食後」の2回に分けて飲む運用が現実的です。どちらも午後14時までには終わらせるのがポイント。夕方以降にコーヒーが必要な日は、そもそもスケジュールが詰まりすぎている可能性があります。

3. カフェインは400mg/日・単回200mgが上限

EFSA(欧州食品安全機関)のガイドラインでは、健康成人のカフェイン摂取上限は 400mg/日、単回200mgまで とされています。

400mgはドリップコーヒーでおよそ4杯分です。テアニンを併用して副作用が減ったからといって、摂取量まで増やすのは本末転倒なので注意してください。

  • カフェインを避けるべき人
    不整脈・高血圧・胃潰瘍の診断がある人、妊娠中・授乳中の人、カフェイン過敏の自覚がある人、不安障害やパニック障害で治療中の人
  • 医師・薬剤師に相談すべき人
    他に常用している薬がある人、何らかの治療中の人、ADHD治療薬など中枢神経に作用する薬を服用している人
  • テアニンの注意
    GRAS Notice が受理されており通常用量では安全と考えられているが、合わないと感じたらすぐやめる。医薬品の代替ではない

体調に不安がある人は、サプリに頼る前に医師や薬剤師に相談してください。サプリは医薬品ではないので、自己判断で試すことが前提になります。

4. 商品の選び方|「Suntheanine®」配合を基準にする

L-テアニンのサプリを選ぶときの基準は Suntheanine®(サンテアニン)配合かどうか です。

Suntheanine®は日本の太陽化学が開発したブランド原料で、L体(生体に使われる形)100%の純度が保証されています。安価なサプリにはL体とD体が混ざった「DL-テアニン」が使われていることがあり、効果が不安定になりやすいです。

具体的な商品比較は後段の 「スマートドラッグ」は日本で合法?|成分別・4段階分類と合法な代替サプリまで法律ベースで整理 とも連動する形で、次のH2「おすすめのL-テアニンサプリ」で整理します。

5. 耐性対策|「毎日飲まない」が鉄則

最大の落とし穴は耐性です。毎日飲むとカフェインの耐性が先に立ち上がり、効いている感覚が薄れていきます。

もーやん

効いたなら毎朝飲みたくなるよね。

かりぶー

それが落とし穴で、毎日飲むと2週間くらいで「あれ、効いてる?」になる。カフェインの耐性が先に立ち上がるのか、テアニンも含めて全体の体感が鈍るのか、本人からは判別できない。

運用のコツをいくつか紹介します。

  • 平日のみ運用
    月〜金だけ飲んで、土日は休む。最もシンプルで続けやすい
  • 「ここぞの日」運用
    プレゼン・レビュー・納期前などに絞って使う。効きが鋭く出やすい
  • 2週間オン・1週間オフ
    2週間飲んだら1週間完全に休む。リセット期間で耐性を戻す

「毎日飲まなくても効く」のはコストパフォーマンス的にも助かります。ボトル1本で3-6ヶ月もつ計算になります。

毎日飲んでたら効かなくなった話|エピソード

実際に耐性にぶつかったときの話を紹介します。

最初の1週間で効いた感じがあったから、調子に乗って毎朝飲むようにした。朝のコーヒーとセットで、キッチンで水と一緒に1カプセル。ルーティンにした。

2週間目くらいから「あれ、効いてる?」になった。コーヒー飲んだ後のソワソワは戻ってきてないけど、最初の頃の「お、違う」って感じもない。

家族に「最近コーヒーあんまり効かない気がする」とこぼしたら「それ飲みすぎじゃない?」と言われた。その通りだった。

土日は飲まないことにして、平日だけに戻したら、月曜の朝はまた効く感覚が戻ってきた。毎日じゃなくていい。これはけっこう大きな発見だった。

毎日の儀式にしたくなる気持ちはわかるんですが、サプリは「効かせるために休む」発想が必要です。

おすすめのL-テアニンサプリ|Suntheanine®で選ぶコスパ品

ここまで整理した「200mg+カフェイン100mg」を実際に回そうとすると、どの商品を買うかで迷います。結論から言うと、Suntheanine®配合の商品であれば、原料レベルでの品質は共通するため、あとは1日あたりコストと入手性で選ぶのが合理的です。

候補4商品を、1日あたりコスト・原料・入手性で並べます。

商品名用量1日コスト原料入手性
Now Foods L-Theanine 200mg(120粒 約2,000円)200mg約17円Suntheanine®iHerb(安定)
Sports Research L-Theanine 200mg(60粒 約2,500円)200mg約42円Suntheanine®iHerb / Amazon
Jarrow Formulas Theanine 200mg(60粒 約2,500円)200mg約42円Suntheanine®iHerb / Amazon
DHC L-テアニン(30日分 約500円)1日あたり低用量(国内向け)約17円Suntheanine®表記は公式に明示されずAmazon(国内)

推し:Now Foods L-Theanine 200mg

結論として、最初に試すなら Now Foods L-Theanine 200mg(120粒) がベストです。理由は4つあります。

  • Suntheanine®配合で1粒あたりコストが低い
    Sports ResearchやJarrowと同じ太陽化学の商標原料(Suntheanine®)を採用しつつ、1粒あたりの価格帯が抑えめ
  • 120粒で約4ヶ月分=1日約17円
    「平日のみ運用」なら半年以上もつ。試すコストが低い
  • カフェイン併用に扱いやすい200mg用量
    先行研究(Owen 2008: 100mg、Haskell 2008: 250mg)の範囲内で、コーヒー1杯にカプセル1錠で完結する
  • 無香無味のカプセル
    感覚過敏で粉末やタブレットの味が苦手な人でも飲みやすい。発達特性の味覚過敏にも対応

iHerbで安定して在庫があり、発送も比較的早い点も実用的なポイントです。

他の候補について

Now Foodsがハマらなかった場合や、別の基準で選びたい場合の選択肢も整理しておきます。

  • Sports Research L-Theanine 200mg
    パッケージング・品質管理(第三者機関検査)に信頼感がある。価格よりも検査体制を重視したい人向け
  • Jarrow Formulas Theanine 200mg
    バランス型。他のサプリもJarrowで揃えているなら、ブランドを統一するメリットがある
  • DHC L-テアニン
    日本製で、まずは国内サプリから試したい人向け。1日目安量は先行研究で用いられた200mgよりも少なめの設計で、Suntheanine®使用の有無は公式に明示されていない(最新情報は販売ページで要確認)。「ごく少量から身体の反応を見る」初期テスト用途として考えるとよい

iHerbでの個人輸入は、購入額(CIF換算)がおおむね16,666円以下なら関税が免除される運用になっています(消費税は別途かかる場合があります)。初回は紹介コードで割引が適用されることが多いので、注文前に確認しておくとお得です。

カフェインと組み合わせる場合の実務

サプリを買った後の運用も、組み合わせるカフェイン源で使い勝手が変わります。

推奨:コーヒー(100mg)+ L-テアニン200mg
先行研究(Owen 2008の2:1、Haskell 2008の約5:3)のレンジ内に収まる2:1比率。カフェイン量も把握しやすく、単回200mg・1日400mgのEFSA上限も管理しやすい。実務で最も扱いやすい組み合わせ。

非推奨:BCAA/カフェイン複合サプリ(プレワークアウト系)
テアニン・カフェイン・ベータアラニン・シトルリンなどが混合されており、単独成分の量を調整できない。カフェイン量が200-300mgと多く、単回上限を超えやすい。体に合うか合わないかの切り分けも難しくなる。集中用途にはオーバースペック。

「コーヒー1杯+Now Foods L-Theanine 1カプセル」を基本フォーマットにしておけば、量の計算で悩む必要がなくなります。会議前の集中を底上げしたい場面での使い方は 会議で「話が追えない」ときの対処法 でも具体的に整理しています。栄養アプローチ全体の中での位置付けは ADHDと栄養の関係|「サプリで治る」ではなく「欠乏が症状を悪化させる」を研究から読み解く、集中サプリ全般の比較は ADHD集中力サプリ徹底比較|「ランキング」ではなく自分に合う1つの選び方・6種類のエビデンス強度を公開 を参考にしてください。

やらない方がいいこと|避けるべき3つのパターン

効果が出ないどころか、むしろ悪化させてしまう使い方もあります。よくある失敗パターンを3つ整理しておきます。

1. プレワークアウト系サプリで代用する

ジム向けのプレワークアウト系サプリにもテアニン+カフェインが入っている商品があります。ただしカフェイン量が200-300mgと多く、ベータアラニンやシトルリンなど他の刺激系成分も同時に入っていることが多いです。

「集中したいだけ」の用途には強すぎますし、単独成分をコントロールできないので、体に合うか合わないかの判断もしづらくなります。テアニン単体のサプリを買うほうがコスパも安全性も上です。

2. エナジードリンクと併用する

エナジードリンクを飲んだ上でさらにテアニンを足すパターンもおすすめしません。エナジードリンクはカフェインだけでなく砂糖・タウリン・ガラナなど複数の刺激成分が入っており、単回200mgのカフェイン上限を簡単に超えます。

テアニン併用の前提は「カフェイン量をコントロールする」ことです。コントロールできない飲み物と組み合わせるのは本末転倒になります。

3. 「効かないから」と量を増やす

テアニンを倍の400mgにしたり、カフェインを追加したりしても、効果が倍になるわけではありません。むしろカフェイン量を増やすと副作用(ソワソワ・不眠)が強く出て、テアニンで相殺しきれなくなります。

効かないと感じたら、量を増やすのではなく「しばらく休む」を選んでください。耐性が戻れば、同じ量でまた効くようになります。

午後の集中が特に厳しい人は、サプリだけに頼らず、会議の組み方や休憩の取り方を見直すアプローチも有効です。集中対策の別角度は 会議で「話が追えない」ときの対処法 でも紹介しています。

よくある質問

L-テアニン×カフェインは本当に効きますか?

研究では「カフェイン単独よりも注意の切り替え精度が向上し、自己申告の不安感が低下する」という結果が報告されています。ただし効果は医薬品ほど劇的ではなく、「コーヒーのソワソワが半分になる」くらいの現実的な温度感です。特に「コーヒーで手が震える・ソワソワする」体質の人にはメリットを感じやすいです。

緑茶を飲めば済む話ではないですか?

緑茶にもテアニンは含まれていますが、煎茶1杯あたり20-30mg程度で、研究で使われている200mgには程遠い量です。お茶だけで効果を狙うのは現実的ではなく、サプリで一定量を摂るほうが再現性があります。

ADHDの薬の代わりになりますか?

なりません。作用機序も効果の強さも別物です。ADHD治療薬(コンサータ・ストラテラ等)は医師の処方箋が必要で、テアニン+カフェインはその代替ではなく「合法で試せる別の選択肢」という位置付けです。すでに診断があり服薬中の場合は、自己判断でサプリに置き換えたり併用したりせず、必ず主治医と相談してください。本記事の内容は医薬品としての効果を保証するものではありません。

毎日飲んでも大丈夫ですか?

安全性の観点では通常用量(テアニン200-400mg、カフェイン400mg以内)で大きな問題はないとされています。ただし耐性の問題があるため、効果を維持したいなら「平日のみ」「ここぞの日だけ」の運用がおすすめです。

カフェインを避けるべき人は?

不整脈・高血圧の診断がある人、妊娠中・授乳中の人、カフェイン過敏の自覚がある人は避けてください。他に常用している薬がある場合も、医師・薬剤師に相談してから判断するのが安全です。

他の集中サプリも併用していいですか?

複数サプリの併用は相互作用の観点で慎重に判断する必要があります。まずはテアニン+カフェイン単独で3-4週間試し、体に合うかを確認してから、他のサプリを検討するほうが原因の切り分けができて安全です。集中サプリ全般は ADHD集中力サプリ徹底比較|「ランキング」ではなく自分に合う1つの選び方・6種類のエビデンス強度を公開 で俯瞰しています。

スマートドラッグと呼ばれるものとの違いは?

「スマートドラッグ」は合法・違法含めた広いカテゴリで、モダフィニルやピラセタムなど、日本では医師処方または個人輸入が必要な薬剤が含まれます。L-テアニン+カフェインは完全に合法・安全性が確立された食品成分の組み合わせで、カテゴリが異なります。合法の範囲での選択肢の全体像は 「スマートドラッグ」は日本で合法?|成分別・4段階分類と合法な代替サプリまで法律ベースで整理 を参考にしてください。

まとめ|「劇的ではない、でも地味に助かる」が適切な期待値

もーやん

ずっと「コーヒー飲むと手が震える自分だけおかしいのかな」って思ってた。体質の問題って言われると、ちょっと気が楽になる。

かりぶー

自分を責める話じゃないんだよね。カフェイン感受性の個人差は遺伝子レベルである話だし、合わないならテアニンみたいなサポート手段がある、ってだけ。選択肢があるのが大事。

もーやん

とりあえず平日だけ、コーヒー1杯にテアニン1カプセル足してみる。期待しすぎず。

かりぶー

それくらいの温度感がちょうどいいと思う。「劇的に変わる」を期待すると拍子抜けするけど、「地味に助かる」を期待してるとちゃんと効く。

もーやん

逆に、全然効かなかったらどうする?

かりぶー

合わない体質なだけ。無理に続けなくていい。栄養アプローチ全般の話はもっと幅があるから、別の切り口も試せる。

L-テアニン+カフェインは、処方箋なしで試せる「合法で安全な集中スタック」としては、かなり現実的な選択肢です。劇的ではないけど、コーヒーの副作用で日々消耗している人にとっては、地味に効く。期待値を正しく設定した上で、まずは平日だけ・1週間から試してみてください。

iHerbで定番のL-テアニンを1本試してみたい方はこちらから。

「そもそも自分は発達障害かも?」から整理したい方は 「自分は発達障害かも」と思ったら最初にやること を、ADHDの栄養アプローチ全般の俯瞰は ADHDと栄養の関係|「サプリで治る」ではなく「欠乏が症状を悪化させる」を研究から読み解く を、集中サプリ全般の比較は ADHD集中力サプリ徹底比較|「ランキング」ではなく自分に合う1つの選び方・6種類のエビデンス強度を公開 をあわせて参考にしてください。

参考文献

  1. Owen GN, Parnell H, De Bruin EA, Rycroft JA (2008) “The combined effects of L-theanine and caffeine on cognitive performance and mood” — PubMed
  2. Haskell CF, Kennedy DO, Milne AL, Wesnes KA, Scholey AB (2008) “The effects of L-theanine, caffeine and their combination on cognition and mood” — PubMed
  3. Kahathuduwa CN, et al. (2020) “Effects of L-theanine–caffeine combination on sustained attention and inhibitory control among children with ADHD” — PubMed
  4. FDA GRAS Notice — L-Theanine — FDA
  5. EFSA (2015) “Scientific Opinion on the safety of caffeine” — EFSA Journal

本記事の情報は公開時点のものです。サプリメントの成分・安全性情報や研究結果は更新される場合があります。
本記事は医療上のアドバイスを提供するものではなく、L-テアニンもカフェインも医薬品の代替ではありません。ADHDをはじめとする疾患の治療は医師の診断と処方が前提となります。
体調に不安がある方、治療中の方、服薬中の方、妊娠中・授乳中の方、不整脈・高血圧・胃潰瘍・不安障害などの診断がある方は、サプリを試す前に医師・薬剤師にご相談ください。合わないと感じたらすぐに中止してください。

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この記事を書いた人

「なんかしんどい」の正体に、対処法をお示ししていくメディアです。

運営者はグレーゾーン当事者(通院歴あり・WAIS等で凸凹判定)。
大手企業で働きながら、自分自身の「得意と苦手の凸凹」と折り合いをつける方法を模索してきました。

このサイトでは、当事者としてのリアルな体験と、論文・臨床知見など学術的根拠に基づく構造的な整理を掛け合わせ、「高機能グレーゾーンの大人」が使える実用情報をまとめています。

記事の内容は臨床心理士・公認心理師の有資格者の確認を経て公開しています。しかし、私たちは医療の専門家ではありません。診断や治療の代替となるものではないことをご承知おきください。

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